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  • Takahiko Nishide

脳梗塞・脳出血後の片麻痺に対する鍼灸治療について

最終更新: 2019年6月27日




脳梗塞・脳出血後の片麻痺に対して鍼治療ができるかといった質問を度々頂戴します。



お答えしますと…、まず、施術自体は可能です。


ただし、治療の限界の項(⇒免責事項)でも述べましたように、鍼が身体の生理反応を引き出すことで様々な作用を発現させるという性質上、脳の損傷を直接の原因とする麻痺や痛み・痺れを消し去ることは不可能です。


反応の大元が破壊されているからです。

また、脳の血流を促しても、死滅した脳組織や脳組織と末梢との連絡が元通りに再生することはほぼ無いと考えられます。

したがって、麻痺や痛み・痺れの程度にもよりますが、対症療法的に局所(麻痺部位)の血流を促したり筋緊張を緩めたりすることが施術の目的となります。

この場合の効果は永続的なものではなく、数時間から数日の範囲であることが予想されます。 少しでも良い状態を保つためには週2~3回の施術が必要となるでしょう。 もしかしたら、鍼治療よりも機能訓練やトレーニングを提案するかもしれません。専門的な知識に基づいたリハビリや自主訓練の方が鍼よりの有効なことは少なくないです。


じねん堂では、継続的に治療していくことによって、少しづつ痛みや痺れが軽減していったり、関節の可動域が開大した事例の経験もあります。

とはいえやはり、脳梗塞・脳出血以前の状態に回復させることは極めて困難であると言わざるを得ません。





テレビや雑誌などのメディアで鍼灸が取り上げられると、一時的に問い合わせが増えることがあります。 「鍼で○○が治るらしい。自分にも当てはまるのでは?」などといった過度の期待を患者に抱かせるテレビ番組や雑誌の構成を恨めしく思いつつ、じねん堂は事実を粛々とお伝えするのみです。 鍼灸は魔法ではありません。身体の生理反応を引き出すことで様々な作用を発現させるための、理論と技術なのです。



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