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  • 執筆者の写真Takahiko Nishide

肩の後ろから腕にかけての痛み




肩関節の後ろ側から腕にかけての痛みを訴えた事例です。

肩関節を動かした時(腕を回した時)に上腕が痛み、ウェイトトレーニングでスクワットをするときにバーベルを担ぐことができないとのことでした。


上腕の痛みはピンポイントだったり押さえて痛んだりというものではなく、肩甲骨上のいくつかの筋肉に強い張りをみとめ、可動域の制限(痛みの出る動き)もその筋肉との関連例が深いと思われました。


当該筋の緊張緩和や血流改善を目的に、膝周囲のツボに鍼。


腕を動かしながら何本か鍼を追加していくうちに上腕の痛みが取れてきましたので、そのまま時間を置きました。


結果、上腕の痛みや肩甲骨上の筋肉の緊張は緩和されたものの、肩関節の水平屈曲時(手で反対側の肩の前を触るような動作)に肩関節後方の違和感が残ることとなりました。

機能訓練(トレーニング)の実施も視野に入れつつ、この日の治療を終了しました。




 


(コメント)


今回、施術者が鍼の影響を与えようとしているのは腕ではなくて肩の後ろ側。ローテーターカフと呼ばれる筋群です。肩のインナーマッスルとも呼ばれることも多いですね。


圧痛(押さえていたいところ)を頼りに鍼をするのも悪くないですが、私は「軽く触れた時の皮膚表面の反応」を目当てに鍼をすることが多いです。


症状をすべて取り切れなかったのは残念かつ申し訳ないことでした。

とはいえ、筋肉の活動のアンバランスがあって、それが動かし方の癖によるものである場合、あるいは構造的な変化(関節の変形など)がある場合、主とした痛みは取れても違和感や引っかかりが残ることは十分に考えられます。

このような場合じねん堂では、機能訓練を追加することで改善を図ります。

初回から行うこともあれば、何回か鍼治療を重ねたうえで追加することもありますので、このあたりの判断は施術者にお任せいただければと思ます。



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