Takahiko Nishide
大人の喘息
更新日:2019年3月15日

仕事による過労で喘息発作が頻発している事例。
夜間や早朝、室内外の気温差で強い咳が誘発され、一度せき込むと数分から数十分にわたって咳が続くとのこと。
胸の圧迫感や痛み、皮膚の荒れも訴えました。
処方薬を服用中でしたが、あまり効果を感じないようでした。
発作を抑えることはもちろん、胸の痛みや体力の回復も視野に、手・下腿・顔のツボに鍼。
施術直後は胸の圧迫感や咳も治まり、その日の夜はよく眠れるとのことでしたが、翌日の夕方には元の状態に戻ってしまうとのことで、可能な限り治療間隔を狭め、1日~2日おきの治療を継続中です。
(コメント)
仕事による過労で喘息が増悪しているのなら、仕事を休めば回復するのは自明の理。
とはいえ、それを実行できないのが現実というものですよね。
鍼治療で「もたせる」ことは出来ないかとのことでしたが、治療のパワー(実際には患者の治癒力)を上回るストレスがかかっている状況では、なかなかスパッと寛解させることは難しいです。
治療間隔を狭めることでどれだけ対応できるか不透明ではあったものの、1日~2日おきの鍼治療を行うことで、労働環境は変わっていないにもかかわらず「なぜか薬が効くようになってきた」との言葉をいただきました。
薬が効くようになったのは、鍼治療の影響で喘息自体が寛解してきたからかもしれませんね。施術者としてはそう信じたいところです。
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